昨日、孫の通う中学校のウェブサイトに目を通していたら、道徳の授業でこの絵本を題材にした授業のことが書かれていました。
この本の作者は、親業インストラクターでもある”松本純”さんです。
あらすじは、インドの田舎のお話で、水汲み少年が棒の端にそれぞれ二つの壺をさげて、小さな小道を日々ご主人の屋敷まで水を運ぶのです。が、一つはひびのない壺で、もう一つはひびが入った壺でした。ひび割れ壺のほうは屋敷につくまでに、水がもれて半分になってしまいます。
一方のひびのない壺は、水をもらさない自分を”えらい”と思い、ひび割れ壺は自分を恥ずかしく思っていました。
ある時、ひび割れ壺は少年に「わたしはこんな自分がとても恥ずかしい」と言いました。
すると、少年は「屋敷に帰る途中にきれいな花が咲いていることに気がついてほしいな」と言うのです。
そうなんです。少年はひび割れ壺から水がもれることに気がついてから、ずーっと帰り道の水がもれる方の片方にだけ花の種をまいていたのです。
「きみはまいにちその花たちに水をあげてくれたんだよ」「だから僕はまいにちご主人様のテーブルをきれいな花で飾れたんだ。ありがとう!」、、、こう言って感謝の言葉をかけるのです。
あなたがいてくれたから、、、今がある、、、、謙虚な心で今の私に何ができるのか考えさせられる1冊です。
お陰様で、心をやわらかく耕し、うるおいがいっぱいになったこの本との出会いを思い出しました。
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