高校生の頃だったと思います。
この本を読んで何故か不思議な感覚に囚われたことを印象深く覚えています。
朝日新聞の夕刊「時代の栞~TOKI NO SHIORI~」の欄に掲載され、高校生の頃の感覚が蘇ってきました。
改めて文庫本を取り寄せて読み返してみました。
その頃の私には全くない感性の持ち主で、何故ここまで自分と向き合うのか分りませんでした。でも何故か引き付けられていました。
新聞のコラムの見出しは“集団の中の自分 理想との落差”とあります。
「自分は何なんだろう」「何のために生きているんだろう」と悩み続け、理想を追い求め過ぎたのかもしれません。
純粋で賢く、反骨精神に富み、自律と自立を目指した青年期の記録です。
この時期心の成長にとって、乗り越えるべき課題は時に生きづらさに直結します。
私は田舎育ちで、「自分は何なんだろう」「何のために生きているんだろう」ということは、1ミリも考えずにのほほんと過ごしていたように思います。
心の成長のための課題を乗り越えてこなかったとも言えます。これは決して幸せとは言えないかもしれない。今はそう思います。
人の言動に流され自分がない人生を歩んできたように思います。今は運よく保育を通して人の成長に向き合うことが自分の成長に繋がっています。
人生は・・ありがたい
0コメント