育てる楽しみ・・・ ただ今、我が家はささやかなバラ祭り&木苺の群生祭り・・・なんです。土づくり、愛情いっぱいのシャワー、”つぼみ”の愛らしさ、剪定、追肥・・・ 世話をすればするほど愛情も深くなるというもの。そういえば、私が保育士生活最後に勤めた保育園は自然の宝庫でした。 ”自然は最も偉大なる教師である”子どもたちは、風のささやき、草木のにおい、小さな虫たちとの出会いなど五感を体いっぱいに感じて、感性を育んでいました。 そんな自然に囲まれた園でも、意図的に栽培物を通して”いのち”をいただき”いのち”を紡いでいることに触れてきたように思います。以下、”つぼみのかおり”から 「園長先生これなーんだ」3歳児Yちゃんは、大切そうに握りしめた片手を私の目の前に差...22May2016つぼみのかおり
保育園ってどんなとこ?「だいじなMくんだから・・・」 <入園当初の年少児(当時)Mくんのつぶやきから~>「だいじなMくんだから おうちに帰る!」しゃくりあげるように泣きじゃくりながらそうつぶやいたのは新入園3歳児のMくん。 ”だいじなMくん”として、きっとお家の方々に温かく見守られ、大切に育まれてきたMくんの”はじめの一歩”は、こうしてはじまりました。 少しずつ日を重ねるごとに、Mくんの不安と緊張の糸はほぐれてくるものの、なかなか保育園の門をくぐることができず、門の前を行ったり来たり・・・ 「保育園がんばろうね」ときっとお家で話されているのでしょう。大好きなお母さんとの約束を守ろうと、小さな心に言い聞かせて頑張って一歩を踏み出そうとするものの、お母さんと離れる不安の波が押し寄せてきま...07Apr2016つぼみのかおり
卒園式 今日、大府市では公立保育園の卒園式が行われました。昨年の卒園式、私は自分の卒園(定年退職)も重なり、涙、、、涙の卒園式だったことを思い出していました。 やっぱりどうしても、昨年未熟な私を盛り上げてくれていた職員の労をねぎらいたくなって、午後から園に出向いてしまいました。 保育園に着くと、卒園児はさすがにいませんでしたが、可愛い子どもたちが抱きついてきてくれました。そして、「前の園長先生だよね。」「他の保育園の園長先生になったの?」「明日も来てくれる?」と口々に声をかけてくれました。可愛くて、愛しくて、嬉しくて、一人一人の頭を撫でているうちに涙が溢れてきました。 こんな素敵なプレゼント、子どもにしかできないなぁ~ ありが...24Mar2016つぼみのかおり
つぼみのかおり ーはじめの一歩ー 平成22年1月に発信した「つぼみのかおり」から・・・ 「Dちゃん、今日初めて歩いたんです。一歩、二歩、もう嬉しくて嬉しくて・・・」と感激さめやらないといった表情で話してくれたのは、〇歳児担任の保育士たちです。 「そのあと、もう一回歩く姿が見たくて何回か励ましてみたんですけれど、Dちゃん、キョトンとした表情で期待には応えてもらえませんでした。」自分たちのはやる気持ちに自戒を込めて苦笑いの保育士の表情からは、Dちゃんへの愛情が満ち溢れていました。日々のかかわりの中で、”偶然”にできたことに大感激し、「すごい!」と手を叩いて喜んでくれる。そしてギュッと抱きしめてくれる大人がそばにいることが、子どもたちの発達や感情が豊かに育っていく原点だ...16Feb2016つぼみのかおり
つぼみのかおりなんとラッキーなことに、来年度は親業がらみで”保育相談支援”の授業を受け持たせていただけることになりました。すべての学びは繋がっていくんですね。今、4月からの授業に向けて、シラバス作りを頑張ろうとしています。(気持ちはいっぱいあるけれど・・・)教科書を読み進めていくと、こんな事例が載っていました。「保育士は、子どもに直接的にかかわりその成長を確認できます。子どもが初めて歩いたという喜びは、その成長を支えてきた保育士の喜びでもあります。ただし、その後の対応は保護者の親としての立場を尊重し、子どもの初歩を支えた保護者の親としての力を認め、その自信を支える方向に転換していくことが大切です。」この文章を読んで、私が在職中にコラムとして発信し...11Feb2016つぼみのかおり